つぼみ組とふたば組の食器が最近、リニューアルしました♪子どもの発達段階に合わせて、あれこれサンプルを取り寄せ実際に子どもに使ってもらたりしながらでしたがようやくデビュー!!

ランチマットも職員に手伝ってもらい作成しました。子どもにとって《秩序》の手掛かりとなるものです。小さい子どもにとっては「いつもと同じ」や「ぴったり」はとても気持ちのいいものであり、ホッとする材料となります。このランチマットがあれば、ぴったりに食器を合わせられ、また大人が教え込まなくても茶碗の置き方が自然と身に付きますね♪

幼稚園ではこうやって大人があれこれ口うるさく言わなくても自分たちで気付いて行動できるように職員も心掛けています。子どもに答えを教えてしまうことはとても簡単ですが、子どもに気付いてもらうということは、とても忍耐のいることです・・・

つぼみ組の子ども達は給食前に大人と協力しながら部屋の家具を移動したり、テーブルセッティングをします。3歳までの子どもは大人のやることを真似したいと思っています。ご家庭でもそういった経験はありませんか??

「洗濯機に何でも物を入れる」「流し台に何でも入れる」など・・・・大人からすると「も~またこんなの入れて~やめて~」とついつい厄介者扱いしてしまいますよね。しかし、この行動は大人のことをいつも観察していて、子どもも家族の一員として手伝いたい!と心から願っているのです。

そこで、子どもが出来ることを一人で出来るように工夫することが大切です。先ほども書きましたが、テーブルセッティングもその一つの活動となります。

では、ここでつぼみ組の活動を紹介します♪

テーブルセッティングする子がエプロンを着用します。3人までと決まっているのでエプロンも3枚しかありません。(エプロンがなくなったら手伝えるのはまた明日。と大人が伝えなくても子どもがわかります。)
次にテーブルにランチマットやピッチャーを置きます。テーブルに必要以上の数が置かれることもありますが徐々に、どこにいくつ必要などを理解していきます。

その後、かごで皿などを運びテーブルに並べていきます。この時、ランチマットのステッチがガイドになってくれます♪見てください!その真剣な表情!!こういった活動に子どもはやりがいを感じるのです。
そんなこんなしていると周りの子ども達もエプロンを取りに行ったり、席についたりしていきます。

その後、役目が終わったら自分でエプロンを外して洗濯かごへ。

そしてテーブルごとで配膳が始まります。自分のことは自分で♪(今は大人がよそっていますが、今後は子どもたちがやる予定です)

進級したばかりのFグループさんもマットに合わせてスプーンとフォークを慎重に置いています。

続いてふたば組の様子です♪

ふたば組では自分でじょうずに食べています♪右手にスプーン、左手でパクッ!これでいいんです♪子どもは道具を使いたいという気持ちがあるので持たせることと、大人が食べて見せることが大切です。道具の使い方や食事のマナーは大人や友達の姿を見て自然に吸収していきます。「自分で食べることが楽しい♪」これを一番大切にしたいですね♪

また保育室にはいつも野菜や果物が置いてあります。その野菜を五感を使って知ることで、食の興味へと繋がります♪また「今日、味噌汁に人参が入ってるね!」などコミュニケーションの幅も広がり、語彙の獲得にもつながりいいことだらけです♪食周りの活動は様々な要素が含まれているのでご家庭でも出来ることを子どもに参加させてみましょう♪(歩行が安定したら参加できます)

まだ小さいから・・・と思われがちですが1,2歳でもたくさんのことが出来ますよ♪そして大人が思っている以上に理解力もありますし、社会に貢献したいと思っています。みんなの役に立つこと、一人でできたこと、また本物の活動で「ありがとう」と感謝されることは「自己肯定感」を育てます。(過剰に褒めたり、叱ることは大人の顔色を伺うようになるのでNGです。)

「自分っていい人間なんだ♪」と思うことがとても大切です。「自己肯定感」が育っている子どもは何事にも前向きに向かうことができます。6歳までに人格の基盤ができると言われています。子ども達が幸せな人生に向かっていけるよう「自己肯定感」を育てていきましょう♪