5月 園便りより

園の子どもたちは、朝登園してきたら朝の支度をすませてから「お仕事の時間」に入ります。いわゆる好きな遊びを自分で探して遊ぶのです。何故「お仕事」?・・・子どもたちは活動を通して、自分の育成を自分で行います。シールを貼ったりハサミで切ったり数を数えたり言葉と物を合わせたり・・・。最近の幼児教育で「子どもは遊びの中で学ぶ」と言われだしましたが、モンテッソーリ教育では以前からその点をとらえた上で、この子どもの活動に敬意を払い「遊び」とは言わずに、子どもが自分を育てる「仕事」と呼びます。本園ではこの時間の園庭での活動も認めて「お仕事の時間」としているところです。それぞれのクラスで用意してある教具類を使ったり、絵本を読んだり、園庭で思いっきり走ったり、虫探しに夢中になったり・・・子どもたちは自分が「今したい」活動に一生懸命です。自分で選び→集中して→繰り返し行い→達成感をもって終わる、この一連の流れの中で子どもは心が落着き、本来の良さが表れ、様々な能力を獲得し、さらに発展した高度な活動へと繋がっていきます。

子ども達は、「自分で選べる」自由が大切です。何故か?今自分が育つポイントを子ども自身が一番知っているからです。体で感じているから・体が求めているからです。だから子どもが興味を持ちそうな活動を発達段階に応じていくつも各クラスに用意しています。無理強いするのではありません。大人は、環境を整えて、いろいろな活動を紹介して、子どもが自分で選ぶのを「待つ」のです。園は集団生活でもあるので、集中を邪魔しないようにお互いの活動を尊重する心も必要ですし、順番を待つ事も大切です。次のお友達がすぐ使えるように、道具は正しく使いきちんともとに戻す事も身につけていきます。自由と放任は違います。本当の自由はある程度のルールとマナーの上に成り立っています。それがなければ、無秩序となり、不安と危険が増大します。子ども自身が自分の活動に達成感を得て満足していると、心が落着きルール・マナーを守れて、みんなでより豊かな自由を得る事が出来ます。

今月は「母の日」があり、お母さんに日ごろの感謝の気持ちを表しますが、カトリック教会でも5月は「聖母月」といって、マリア様に特別に捧げられた月です。いつも私たちを守り、特に「良心」と呼ばれる心の声を通して私たちを導いてくれる神様に、お母さんのように見守りとりなしてくれるマリア様に感謝と共にいっぱいのお祈りをしたいと思います。28日に行うマリア祭でも、世界中の子どもたちの幸せの為に、お祈りしたいと思います。人間を超えた存在の神様は、きっと親以上の愛で私たちの祈りを聞いてくれる事でしょう。子どもたちの育ちの為に必要なお恵みを下さるでしょう。皆さんも是非子どもたちと一緒にお祈りくださり、親子の愛を深め感謝する月になりますように♪