9月 園便りより
2学期が始まって、子どもたちの元気な姿を改めてみると、ほっとして嬉しくなります。
8月8日16時43分、日向灘沖で最大震度6弱の地震が起きました。その時私は、園児を送り届けた夕方の園バスの中でした。バスの中で携帯の緊急アラームでの情報はありましたが園と連絡は取れず、園の状況を心配しながら、5~10分後ぐらいに園に帰り着くとその時園にいた園児たちは全員無事に園庭に避難を完了していました。その時津波注意報も確認できていたので、すぐに隣のビルの屋上に避難を開始しました。
驚いたのは、多少の泣いたりはあったようですが、子どもたちも職員もいつもの訓練の通りに机の下等で身を守り、揺れがおさまったらしっかり園庭に避難出来ていたことです。緊急時の保護者連絡や避難先での保護者への引き渡し方法等、少し課題はありますが、身を守るための行動は落ち着いて出来ていたのは、本当に日頃の訓練の成果が出ているのだと思いました。
その時、ご家庭にいた園児でも、「机の下に避難して身を守る行動が親よりも素早く落ち着いて出来ていた」という話をある保護者から聞いて、本当にうれしくなりました。災害はおきて欲しくないものですが、日ごろの備えが活きている事はとても喜ばしいことです。
災害と言えば、8月の末には台風10号の影響により、早めのお迎えや臨時休園やお弁当等にもご協力いただき、本当にありがとうございました。おかげさまで大きな被害もなく、通常の保育に戻ることが出来ました。
また、休園等のご協力と言えば、夏休み中には県の研修や学園の研修で午前保育や休園にご協力いただき有難うございました。昨今、幼児教育保育においてはニュースが取り上げられております。安心安全の問題や不適切保育の問題等・・制度の変化や保護者のニーズの変化・職員の働き方等々。少子化がすすむ社会の中ですが、幼児教育保育施設として、先ずは子どもを第一に真ん中に考えていきながら、保護者のニーズ・地域のニーズに応えていけるように努力していきたいと考えています。その為に提供する教育保育の質の向上・職員の資質向上・安心安全の確保の為の必要な研修とご理解いただけますようにどうぞよろしくお願いします。
2学期は運動会やお遊戯会等の大きな行事もあります。子どもたちには日常の生活が一番大切ですが、行事をきっかけに大きく成長することも多いです。実り多い季節を子どもの成長を温かく見守りながら過ごしていきたいですね。