10月園便り より
10月は、カトリック教会では「ロザリオの月」とされています。「ロザリオ」は、数珠のような形をしていますが、十字架と59個の玉をつなげてある祈りの道具で、その玉の数だけアヴェマリアの祈りと主の祈りを唱える祈りの道具です。カトリック教会では10月を特別にマリア様に祈りを捧げる月として「ロザリオの月」としているのです。
子どもたちは園生活の中で、祈りの心を大切にしています。朝と帰りの集まり、給食の前後、聖堂朝礼や神様のお話の時など・・・様々な場面で祈りますが、大事なことは、神様がいる事を思い出すことです。神様を思い出すということは、この世界と自分を作り今も守ってくれる存在を思い出すこと、自分は愛されている事を思い出すことです。カトリック幼稚園では、この「愛されている実感」最も大切にしています。神様が造りだし一人一人に与えて下さった命を大切にするために、一人一人を大切に尊重し、その子なりの「自分で・育ちたい!」という意思を大事にしています。この愛されている実感「安心感」の上に、人を愛する・頑張る・新しいことへの挑戦・生活の安定・成長・学び等が成り立っていきます。
子どもたちは、2学期に入ってから運動会の練習をそれぞれ精一杯頑張っています。運動会の本番は皆さんの前で一人一人それぞれのペースで一生懸命頑張ってくれるでしょう。是非、温かい目で応援いただき、そのありのままの姿を認めて「よく頑張ったね」と褒めて愛してください。その愛の実感が運動会後の子どもたちの成長の力になっていくでしょう。