12月園便り より

 

アダムとエヴァの話をご存じでしょうか?旧約聖書に書いてあるお話しです。昔、というか世界の始まりの時、神様が「ひかりあれ!」と言って光を作り、そして6日間かけて何もないところからこの世界を作りました。最後に神様ご自分に似せて人間を作りました。それが男の人アダムです。そして「一人でいるのはよくない」と言って、アダムの一部からもう一人作りました。それが女の人エヴァです。神様は「すべて善く出来た」と言って7日目は休まれました。これが天地創造のお話です。

アダムとエヴァは、エデンの園に住み動物や植物のお世話をしながら、自由に平和に暮らしていました。ただ神様から「園の真ん中にある木の実、『命の木』と『善悪を知る木』の木の実は食べてはいけない」と言われていました。ある時、蛇の姿をした悪魔がエヴァに忍び寄り「神様みたいになれるよ」とそそのかし、エヴァはその誘惑に負けて「善悪を知る木」の実を食べてしまいました。アダムにもその実を分けました。すると、急に自分たちが「裸」であることに気づいて神様から隠れてしまいました。神様がアダムに話しかけ「どうして裸だと気づいたのか」尋ねると、木の実を食べたことを告白し、エヴァのせいにしました。エヴァは蛇にそそのかされたのだといいました。神様は、「次は『命の木』も食べてしまうかもしれない」と、アダムとエヴァをエデンの園から追い出しました。これが最初の罪の話(原罪)アダムとエヴァの「失楽園」のお話です。

その後、人間は世界中に増えていきました。しかし、神様から離れてしまったのですぐ喧嘩をしたり、人のものを盗んだり、悪いことをしてばかりです。そんな人間の姿を見て、神様に従ったノアの家族と動物たちだけ残して世界を洪水で洗い流したり(ノアの箱舟のお話)、神様を信じる民をエジプトの奴隷状態から解放して十の教えを伝えたり(モーセの十戒のお話)、幾人もの預言者といわれる人たちを遣わして悪い心を改心させようとしましたが、人間の心は神様から離れたままです。なので、神様は最後に、ご自分の子ども・分身のような存在をこの世に送りました。人間を神様の方へ導く為、アダムとエヴァの原罪から解放する為、人間の罪を償う為に十字架で命を捧げる為に生まれてきたのが、イエス様なのです。これがキリスト教で大切にされているイエス・キリストの意味です。

子どもたちは、クリスマスお遊戯会を通して、イエス様のお誕生日プレゼントに「自分がお遊戯会を頑張る心」を捧げようとしてくれています。見に来てくれるお母さん・お父さんの笑顔の為にも頑張っています。誰かの為に何かを捧げる「愛の心」です。子どもたちの中に「愛の心」がつよく大きく育って、かつてアダムとエヴァがエデンの園で暮らしていた時のように、神様が造られた自然と人間が調和し、自由と平和に満ちた世界に戻していく力となってくれることを願っています。