2024年 1月

あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

でも、正月早々にショッキングなニュースで皆さんも心を痛められたことと思います。先ずは、能登地震で亡くなられた多くの方々のご冥福と、被災された多くの方々とその関係者の方々が少しでも早くいつもの生活に復興されますようにお祈り申し上げます。羽田空港での航空機事故で亡くなられた方々のご冥福も併せてお祈り申し上げます。

災害や事故等はとても痛ましく、心を揺さぶられます。なんの落ち度もないのに理不尽に痛みや苦しみ悲しみを味わう事になる場合もあります。その運命?境遇?神様を恨めしく思ってしまうこともあるかもしれません。自分が何かしてしまったからなのか?何かの罰があたったのか?と疑心暗鬼や自己嫌悪に陥ってしまうこともあるかもしれません。それは仕方のないことでもあります。

 

でもこのような時にこそ、普通の生活がいかに恵まれているということ、人の暖かさや命の大切さを実感します。そしてこれは自分だけで手に入れたものではありません。周りの人に支えられていること、ひいては神様から恵まれたものであることを感じられると思います。そしてどんなに苦しく感じる時にでも、周りや自分の心に、本当に小さなものに感じるかもしれませんが神様の恵みを感じることが出来る事、これが希望を持つという事だと思います。私たちは自分たちがいつも頂いている恵に気付き感謝しなければならないと思いますし、苦しんでいる方々に思いを寄せながら、その方々に慰めと回復の恵があるように祈り、自分たちが彼らの為に今できる事を考える必要があるでしょう。

 

ご家庭で、お父さんお母さんからの無償の愛を子どもたちは一身に受けています。なので、それを感じている子どもたちはその育ちの姿・笑顔・愛の心と行いを無償でお父さんお母さんに返してくれます。これにもし、親が思い描くように育つなら愛する・そうでないなら愛さない・これをくれるから頑張る・等という打算的な思いが入ってくると無償の愛とは少し変わってきてしまいますが・・・・。

聖書では、このような親と子の無償の愛の姿を例として、神様が人間を愛してくださる関係を示しています。神様の愛・無償の愛が、ご家庭でも、そして少しでも広がって、隣の人にも、お友達にも、職場の人にも、被災地の人たちにも、世界中の人たちにも広がっていけますように。

聖書:マタイ福音書10章「あなたたちは、ただで受けたのだから、ただで与えなさい。」