9月 園便りから

コロナ禍の中での夏休み、どのように過ごせたでしょうか?いろいろな制約や心配・自制の中で、ストレスの貯まる場合や新たな楽しみを見出す場面もあったかもしれません。

先日の朝、Aグループの女の子が「今日お当番なんだ♪」とはにかみながら教えてくれました。「頑張ってね!」と伝えると「前の幼稚園でもやっていたけど、ドキドキする。」と嬉しそうでした。ゆり・ばら・すみれ組のクラスのお当番さんは朝のお集まりの時に進行役をしてくれて、その日のクラスの出欠票を書いて、職員室へ報告に来てくれます。「○○組の今日の欠席は○○人です。出席は○○人です。欠席者は○○くん、△△ちゃん・・・です。」ときちんと報告してくれます。照れくさそうにもじもじしたり、まだあまり読めない場合もありますが、やり終わった時に嬉しそうで誇らしげな表情はとても素晴らしいものです。

つぼみ組さんも、午前中のおやつを運ぶお当番があります。廊下をしっかり歩いて調理室の入り口に行って、小さなお盆に載せたおやつを運びます。真剣な表情で慎重に運んでいます。廊下で目が合うと、ニコッと嬉しそうな笑顔をして歩いていきます。子どもたちは園生活を送る中で、それぞれのクラスでその子の発達に応じて必要な手助け受けながらも、様々なお当番や役割を果たしています。

子どもはみんな、お手伝いが大好きです。それは、家では、大好きなお母さんやお父さんやお家の人が喜んでくれるからです。笑顔でほめてくれるし「ありがとう」って言ってもらえるからです。園でも自分の役割、係、仕事を任せられるのも大好きです。褒められるのもそうですが、自分が認められている・頼られている・自分は出来るんだって事を実感するからです。当然、そのお手伝いも役割も、初めはやり方を教わりながらでも、頑張ったら自分で出来る程度のものでなければいけませんが。そして、そのお手伝いや役割等の活動が自分の発達や能力にぴったり合ったものであれば、その活動自体が楽しくて集中して意欲的に自主的に取り組む事も出来ます。

子どもの発達段階や家庭の事情に合わせて、いろいろなお手伝いにご家庭でも取り組んでみてください。子どもの育ちを具体的に見るいい機会にもなりますし、子どもも喜びますし、家事も楽になるかもしれません(笑)何より、子どもの自立を促す素晴らしい機会になるし、段階によっては奉仕の心や責任感、仕事と報酬等、社会で生きる為に大切な事を伝える良いきっかけにもなります。

幼稚園も大きな行事が入る学期になります。コロナ禍の中で例年通りにできるか分かりませんが、様々な機会を通して、子どもたちの自立への道を支える多くの体験が出来るように園でも配慮していきますので、2学期もどうぞよろしくお願いします。